好きな人がいないこと
もう、色々と書いて整理したい欲求がおさまらなかったのですが、日々のもろもろに追われていました。
単純に、胸の内を吐き出せるだけ吐き出す、というのが今回の文章の趣旨なので、
社会に問題提起したいわけでもなんでもないことを最初にお断りしておきます。
そもそも、人に見せるべき文章じゃないかもしれない!!!
すごく唐突な話なのですが、実は私、23歳にして「彼氏いない歴=年齢」の人間です。
これを言うと、めちゃくちゃ驚かれます。(まあ、20代にもなって、こんな人は珍しいから当たり前なんか。)
そして、まずこの質問が飛んでくる。
「彼氏、欲しくなったりしない?」
これ、結構答えに困るのですが、シンプルに言ってしまえば、
「特に欲しくならないかなぁ」。
好きだと思える人がいれば、それはとても素敵だと思うし、
お友達カップルをみて、いいなぁーと心が温かくなったりはするけれど。
自分に照らし合わせてみたところで、「私も彼氏が欲しい!」とはならないんですね。
理由を言え、と言われると、とっても難しいです。すごく感覚的なところですし…
ただ、自分に彼氏ができて、連絡とったり、週末遊んでいたり…みたいな光景は全くと言っていいほど思い描けないし、しっくりこないというのが、正直なところです。
実際、「好きだな」って思う異性は、ここ5年間、いませんでした。
いや、こう書くと、すごくエラそうになっちゃって、語弊がありすぎる…(焦)
尊敬している人は、先輩・同期・後輩含めて、それはもう、すごく沢山います。
恋愛感情を抱かなかったということです。
5年前には好きな人いたのかよって話ですが、当時、ど田舎・奥手・受験しか頭に無い高校生だった私に、「彼氏」とかいう概念は存在しなかったので、
ただの憧れの人だったような…だから、実質ノーカンですかね。
モテない
こんなふうに自分の状況をお話すると、大抵の場合、
「自分がモテないことを棚に上げて、何言ってんだこいつ」って思われているんだろうなーという反応が返ってきます。
というか、母なんかは、面と向かって、その通りに指摘してきます。
これには、なーんにも、反論できないです。
まず、「告白」されたこと、一度も無いので。
自分が魅力のない人間であることは、重々承知です。
ルックス、話し相手として面白いか、気遣いができる子か…とか考えてみれば
自分がモテる人だとは全く思えませんから、「モテない」という指摘は正しい。
ただ、人付き合いが嫌いという訳ではないから、
男女問わずお友達は大切にしようと思っています。
ありがたいことに、ちょくちょく会って、じっくり話せる人たちもいる。
毎日学校へ行けば、やらなきゃいけない課題がたんまりとある。
授業や研究は大変だけど楽しい。
それと、私は「ひとり」で行動することが苦にならないし、むしろ、他の人に比べて一人行動が好きなタイプみたいです。
もしかしたら、自分はレズビアンなのか?と考え始めた時期もありました。
矢先に、女の子からアタックされ…
びっくりしたけど、真剣に向き合ってみた。
でも、嬉しいとか嫌とかいう感覚の前に、
ものすごい「しっくりこない感」があったので、多分、自分は違うんだろうなあと。
じゃあ、アセクシャル?ノンセクシャル??…
だけど、これらって、明確な診断は無いそうなんですね。難しい…
そんなこんなで、大学の4年間をかけて、
「まあ、恋人がいなくても、人生おおむね楽しいし、精神も安定しているし、
これはこれでいいのでは??」
っていう結論に至りました。
一時期は、すごくフラットな気持ちで、そう思っていました。
高まりゆく外圧
ところが。
大学院進学が決まったころ~大学卒業くらいまでの間、どんどん「外圧」が高まって来て、つらい。
はじめに迫ってきたのは、母(元キャリアウーマン、現専業主婦)です。
「結婚して、子どもを育ててこそ、人間として成長できる」
「一定の年齢になっても恋人がいない人は、何か変なところがあると思われて、
仕事できる人として見てもらえないよ」といった言葉の数々。
衝撃の一言は
「この年齢にもなって、恋人がいないなんて、あなたに
人間として大きな欠陥があるとしか思えないよね。」
でした。
あとは、母の同級生に孫ができた話を延々と聞かされる。
しまいには、ある日学校から帰ると、
「おひとりさまの人が将来抱える困難」についての連載(新聞記事)が
束になって私の机に置いてありました。(このやり方には、思わず笑ってしまった。)
とりあえず、母とは距離を置かないと関係がどんどん悪化しそうなので、
就職したら、どんなに家から近い職場だとしても、実家を出よう、という気持ちが固まりつつあります。
また、最近では、私を心配してくれてる先輩や友達ほど、こう言ってくれます。
「いいなぁと思う人は、いるんでしょ?」
「え、それもいないの?大丈夫?良い人いたら紹介するから、いつでも言って!」
「こんな人どう??」
これが、ものすごく堪える…みなさん良い人たちなので、
私のことをほんと心配してくださっているのが伝わるからです。
ごめんなさい、ごめんなさいって思って、情けなくなります。
好きな人がいないとダメ?
好きな人がいない、恋人ができないって、そこまで変なことで、いけないことで、おかしくって…
現在シングルならば、恋人ができるように
アクションを起こさないといけないんでしょうか??
彼氏欲しくなくても???ダメなの????
っていうので、ずーっと頭のどこかがモヤモヤ状態。
つい2,3日前に、「とりあえず、告白してきた人と付き合っちゃえば何とかなるよー」というアドバイスをもらった時には、
やっぱり告白してもらえない私は、問題の俎上にものってないのかも、
と思っちゃったりもしたのですが。
うーん、どうしたもんかねぇ。
将来的には、結婚せず、一人で暮らしていくスタイルを目指しているんですが、
一人でいることは、そんなに避けなきゃいけないことなのかなあ。
カラスくんと鳩さん
授業の発表用レジュメの作成が終わらず、気づいたら夜が明けていたわけですが、仮眠をとってすぐに、とことこと研究室にやってきた。
「夏みたいな空気になってきたなー、あっつー」って感じで窓を開けたら、
なんと、
目の前で、
カラスが鳩を地面に押し付けて、執拗に突っついていたのです。
もう、一気に目が覚めました。(それまで半寝でした。)
カラスのくちばしってこんなに太くて、大きいんだって、知らなかった。
突っつくたびに、鳩の羽がぱーって宙に舞っていて。
私は、グロい場面とか大っ嫌いで、何ならちゃちい医療ドラマとかも観られない、みたいなタイプで。
しかも、以前、カラスに後頭部をキックされたことがあって、それからカラス恐怖症なんですけども笑
その時、研究室には私しかおらず…
もう、言いようのない使命感?が湧いてきて。
(きっと、鶴の恩返しに出てくる与平さんもこんな気持ちだったのでしょう笑)
窓枠をたたきながら、大声出しながら、必死にカラスを追い払ったのです。
でも、カラスも突っつくのに夢中だから、全然気が付かなくて。
しばらくして、人間の気配を感じ取ったみたいで、ばっさばっさと飛んで行った。
鳩も、全然抵抗できていないように見えたんだけど、よろめきながらも飛んで行った。
で、今、窓の外には、鳩の白い羽が、たくさん残されているわけです。
ぐぐってみたところ、
「カラスが鳩を食べる」
というケースは結構あるみたいで。
自然界は厳しい、という事実を、東京の真ん中で突き付けられた、そんな朝でした。
カラスくんも、生きるためには仕方ないのだけどさ。
鳩さんが、なんとか無事でいますように。
バレエ「ドン・キホーテ」素人なりの感想。
始めてみたものの、やっぱり何書いたらいいんだか…な感じが否めないので、お題を借りてみた。
はじめてのバレエ
午前中にちょっと研究室に寄って課題を進めたあと、新国立劇場にて、はじめてバレエを観た。(GWもまるっとは遊べない、大学院生の悲哀…泣)
2016.5.5 新国立劇場
バレエ「ドン・キホーテ」@オペラパレス
大きくくくって言うところの「舞台芸術」が大好きで、オーケストラ・ミュージカルからコンサートやライヴ・ロックフェスまで、何でも大好き。
観ている・聴いている間は、別の世界に行って夢中になって、色んなことを忘れられるし、終わった時には、活力のようなものがじわじわと湧き上がってくるから。
あとは、単純に音楽というものが大好きで、ずーっと浸っていたいなって思うから。
バレエを習うことは小さい頃からの憧れだったのだけど、幼いなりに、家庭の経済状況とか、他のお稽古事との時間の兼ね合いも理解して、強く「習いたい」とは言えなかった。
大学生になってからジムの講座で始めたんだけど、これがすごく楽しくて。
全然踊れなくても、バーレッスンやってるだけでも楽しいのです。
(少し体が引き締まったし、何より姿勢もよくなった気がする!)
あと、音楽も素敵なのが多いし。
いつか、プロの舞台を観たいなってずっと思っていた。
少し前、勉強疲れとか友人がした「それ聞きたくなかったよ…」的な話しとかすべて重なって、すっかり具合が悪くなってしまった。
何か気分転換しなきゃやってらんない!ってところに新国立劇場の
「U25優待メンバーズ(アカデミックプラン)」
(webで登録するだけなので、おすすめです)
のお知らせが来て、「えいや!」とばかりに、チケットをぽちってしまったのだ。
前置きが長すぎたけれど、素人なりに、感じたことを書き留めておこうと思う。
ドン・キホーテという演目について
ドン・キホーテと言えば、キトリのバリエーション!ってくらいのイメージしかなかったのだけど、観てみて思ったのは、
とってもストーリーが分かりやすい。
バレエ鑑賞初心者むけの演目として、紹介されることもあるみたい。なるほど。
ざっと予習していっただけでも、ストレスなく話の筋を追うことができた。
衣装できっちりキャラクターを判別できるのもよい。
キトリの赤いお衣装がかわいいんだなぁ。
「ドン・キホーテ」ってタイトルだけれど、彼が冒険の途中で出会った人々にスポットライトが当てられているので、なんというか、サイドストーリーみたいな面白さがあった。
あと、
音楽がいい!!
スペインの明るい太陽を思わせるような、快活な音楽が多くてうきうきしました。
(変な話、素人が観ても眠くなりにくいと思う笑)
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団だったのだけど、素晴らしかった。
ダンサーと合わせるのって、難しいんだろうけど。さすがでした。
身体表現
ミュージカルはセリフや歌詞でもって、ストーリーや心情を理解していくことができるけれど、バレエって身体の動きだけでしょう?どんな感じなんだろう?ってところがずっと不思議だった。でも、
身体でここまで、表現できるんだ、伝わってくるんだ!
っていうのが、今回、一番の驚きだった。すごいなぁ。
私は、特にJPOPを聴くときなんかは、音楽は「歌詞ありき」って考えてきたところがあったので。
言葉がなくても、表せるものは幅広いのだなあと気づかされた。
メインで踊っていない人たち(例えば、広場の群衆とか)も、絶えず動いて、何かを表現していた。隣の人と談笑しているふうだったり、わっと驚いた顔をしていたり…
表現のツールは言葉だけじゃないよってことは、頭では理解してたつもりだったけど。それを実感できたのは初めてだった気がする。
プリンシパル 米沢唯さん(キトリ役)
最後に、この方について書かずには終われないってくらい…
ダンサーのみなさんは、もちろん、どの方も素晴らしくて、ほれぼれするような美しさなのだけど、もう、この方は素人目にも群を抜いているのが分かった‼‼‼
キトリのちょっとお茶目さんな演技が軽やかで、飄々としているけれど、テクニック的にはものすごいことをやっているっていう。
私は特に第1幕のキトリのバリエーションが大好きで、Youtubeで観たりしてたんだけど、生で観るとやっぱり鳥肌ものでした。
で、最後。第3幕ラストの連続のターン…
踊りを観て、初めて泣きました!
はい、自分でもびっくり笑 舞台を観に行って泣くときは、ストーリーや好きなメロディに感動することが多いので。
人の身体の動きが美しすぎて涙が出るっていうのは、新鮮な体験でした。
米沢唯さんのお名前は覚えておいて、また、出演される日に行けたらいいな~♪
まとめ
とりとめもなく書きましたけど、
バレエ鑑賞、はまりそうです。
オペラシティや新国立劇場の建物の雰囲気も素敵だったし…学生券なのでリーズナブルな鑑賞なんだけど、雰囲気だけでも、リッチな気分になれちゃうのも良かったり。
当初の目的、「気分転換」も存分にさせていただきましたとも。
舞台を観終わった後って「よし、明日からもがんばるぞー」って思ってしまうの。
なんでなんだろうな。不思議な力ですね。
GWももう終わっちゃいますけど。
みなさま、よき週末を。
はじまり
2016.5.5
GWまっさかりの2016年5月4日。
大学院の研究室で文献を読みつつ、おにぎりをかじりながら、
ふいに、ブログを初めてみようと思った。
何か書きたいと思った理由をまとめると、こうなると思う。
自分の中に積もり積もったもやもやと、
自分自身の折り合いをつけるのが、難しくなってきたから。
もっとも、抽象的すぎて何だか分かんないんだけど。
ここ最近、めまいに悩まされている。
4月前半は、胃薬を何度のみこんでも改善しなかった、胃の鈍痛に悩まされた。
勉強、進路、対人関係(家族も友達もなんでも)で、考え込んで身動きが取れないことが結構あったり。
もやもやは、好きなことに打ち込んだり、やわらかい布で床を叩いたり(笑)そういうことで解消してきたし、ストレス耐性は強い方だと思ってきたのだけど。
辿って行くと、全部自分のバックグラウンド、自己肯定のできなさ、コンプレックス…あれこれに行きつく気がするのだけど。
ここのところ、もう、どうにもこうにも、折り合いがつかないんだなぁ。
そんな時、ひょんなことから、まとまった文章を書く機会があって。
そこから安らぎを得たような気がしたので。
取り留めもないことになってしまうだろうけれど、ちょっとずつ書いていこうと思う。
ブログを書くのなんて経験がなさすぎて、これを読んでくれる方がいらっしゃるかどうかさえ、よく分かってないのだけど。
自分がどんな人かということについては、おいおい。
はじまりは、YoutubeのミックスリストでBerryz工房を流しながら。